ネギの基礎知識

 

どんな料理にもマッチするネギはけっして主役ではありませんが、普段の食卓になくてはならない野菜です。

 

ネギの原産地については諸説があるのですが、中国の西部、は西シベリア南部(アルタイ地方)ではないかと推測されています。古代から栽培していたのは中国で、既に6世紀頃の書物にも栽培法が記載されていたそうです。

 

実はヨーロッパへはかなり後から伝わったようで、それは16世紀末であり、更にアメリカには19世紀になってようやく入ったとされています。

 

もともとヨーロッパには西洋ネギ「リーキ」があってそれが好まれていたので、ネギは普及しなかったそうです。リーキの原種はかなり古くから古代エジプト、ギリシャ、ローマなどでも栽培されていたようです。

 

日本には西洋よりかなり早くから伝わっていました。江戸時代では栽培法も確立していて、日本各地でネギは作られていました。ネギ日本の各地で栽培されていますが、埼玉県、千葉県、茨城県の関東3県での生産量が多くなっています。特に埼玉県の草加市方面では古くからネギが盛んに栽培されていました。

 

旬は冬で、秋から冬の間に必要に応じて収穫されています。ネギの特徴は、根元の白い部分を食材にする「根深ネギ」と、葉の部分を食材にする「葉ネギ」があることでしょう。どちらも食卓には欠かせない存在です。